喪失感を感じる時、人は哀しみの感情を抱く。
繊細な想いを言葉と共に吐露することで、
襲い来る絶望を、
乗り越えていけるとそう思うのだ。
【流星涙降】
りゅうせいるいこう
【由来】流星が勢いよく流れる一瞬の出来事から。
【意味】涙が堪えきれずに、流星群のように流れるほど悲しい気持ちのこと。
【例文】この映画の切なさに、誰もが流星涙降するだろう。
【散華散逸】
さんげさんいつ
【由来】散った花がどこに行ってしまったのか見失ってしまう様子。
【意味】若くして心が折れて、自分を見失うこと。
【例文】己の才能を過信したあまり、散華散逸してしまった。
【永訣慟哭】
えいけつどうこく
【由来】永遠の別れを嘆き、泣き叫ぶ様子から。
【意味】どうにもできない事実を嘆くこと。
【例文】母と今朝喧嘩別れしたまま、事故で他界してしまったこと
はどうしても永訣慟哭せずにはいられない。
【雪原之極】
せつげんのきわみ
【由来】雪原を極めている様子。極寒の地から。
【意味】耐えきれないほどいつまでも悲しい様子。
【例文】こんなにも辛いことがあっていいのかと
ただただ雪原之極であった。
【憂憂愁愁】
ゆうゆうしゅうしゅう
【由来】憂鬱であることが漢字を重ねてより増された熟語。
【意味】この上なく悲しく無気力であること。
【例文】もう何もしたくない。まさに憂憂愁愁だ。