メジャーな三角形の他にも、おにぎりの形は様々・・・
実は元々地域によって形に違いがありました
三角形
言わずと知れた王道の形。関東地方で生まれ、
現在の正三角型に落ち着いたのは江戸時代に
入ってからです。旅人が携行しやすいように
改良されたことで生まれたこの形のおにぎりは、
1978年にセブンイレブンが大量生産を始めたことで
全国に広がっていきました。
俵形
主に関西地方で見られることが多い俵形。
京都御所の女官が「おむすび」と称して
食べていたのが発祥とされています。元々は
観劇の際に食べる幕の内弁当に合うように
作られたもので、小さく箸でつまみやすいのが
俵型でした。海苔を巻きつけやすい形状もあり、
広く普及していきました。
円盤形
主に東北地方でよく見られます。日本の中でも
寒い東北地方では、おにぎりを凍結から守るため
に円盤状に握り、葉で包んでいたそうです。
また、東北地方ではおにぎりを焼いて食べることが
多いため、焼きやすいようにこの形になったとも
言われています。
丸型
九州地方に多いとされていますが、中部地方をはじめ
全国でも見られる形です。手でコロコロと転がして作る
のが特徴で、農作業の合間に食べるものとして生まれ
ました。シンプルな形から三角形のおにぎりが広まる
まではこの形が主流だったそうです。。
地域によって様々な個性があるおにぎりの具材。
そんなご当地おにぎりを一挙にご紹介!
北海道・東北
関東
中部
近畿
中国
四国
九州・沖縄
10代から80代までの男女41人に、好きなおにぎりの具についてのアンケートを取りました!
その結果をランキングでご紹介いたします。あなたの好きな具材はありますか?
選択肢:シャケ、梅、ツナマヨ、昆布、明太子、いくら、おかか、しお、オムライスにぎり
第1位:ツナマヨ 30%
映えある第1位はツナマヨでした!
子供から大人まで愛される定番の味ですね!
第2位:シャケ 15%
第2位はシャケでした!昔ながらの味は
今の時代でも人気のようです!
同率第3位:梅、昆布 12.5%
第3位は梅と昆布が同数でした!
第4位:明太子 10%
同率第6位:しお、しお 7.5%
第8位:いくら 5%
第9位:オムライスにぎり 0%
おにぎりといえば海苔で巻くのが定番ですが、
海苔以外にも巻くと美味しい食材はたくさん!
ここからは、海外に広まった日本のおにぎり文化や、
海外にあるおにぎりに似た食べ物などをご紹介します!
手軽に食べられて美味しい日本のおにぎりは、日本食ブームと共に海外に進出!
中には日本人が考えつかないようなユニークな具材も・・・
例えばドイツのある店で売られているおにぎり。なんと中身はアボカド・パクチー・ライム!
聞き慣れない組み合わせですが、このお店のおにぎりで一番売れているそうです。
パリのおにぎり屋さんで人気のメニューは、玄米にドライトマトとオリーブを混ぜ込んだおにぎり。
混ぜる具材次第で、ヴィーガンの人でも食べられる点もおにぎりの魅力です。
実は海外にも、おにぎりに似た食べ物の文化があるんです。
その一つが「チュモッパ」です。
チュモッパとは韓国伝統の家庭料理で、漬物や野菜、
韓国のりなどの具材を混ぜ合わせ食べやすく一口サイズに丸めたおにぎりです。
韓国のりの風味と酸味が特徴で、漬物の食感がアクセントで日本人好みの味わいです。
またおにぎりとは少し違いますが、韓国にはキムパプ(キンパ)と呼ばれる海苔巻きがあります。
諸説ありますが、これは日本の海苔巻きが韓国に渡ったことで生まれたと言われています。
このように、日本のおにぎり文化は海外にも大きな影響を与えているのです!