「Processingでプログラムを学ぶ」教材について
この教材は、コンピュータ科学のひとつの知識領域であるプログラミングの基礎概念を、Processingを使って学ぶことを目的としています。2012年から開発をはじめ、現在に至っています。目的
コンピュータを使って何らかの問題を解決しようとする場合、プログラムを読む、書く力が必要となります。その力を習得するため、動的なグラフィック表現を生成するのに特徴のあるプログラミング環境Processingを使い、プログラムの結果を視覚的に直ちに捉えながら、プログラミングの基礎概念を学ぶ学びます。本教材は、次のような状況(シーン)で使用されると想定しています。- ・授業において教材として提示され、教員のインストラクションとともに参照する
- ・課題制作や、復習時に、ひとりで参照して理解をすすめる
学びの対象となる項目
次のようなプログラミング基礎概念を学びます。- (1) プログラミング言語の基本的文法
- (2) 変数と基本データ型
- (3) 式、代入
- (4) 条件分岐、繰返し制御
- (5) 関数と引数渡し
- (6) 再帰の概念
- (7) 配列
- (8) オブジェクト指向プログラミングにおける状態とふるまいの切り分け
- (9) クラスの定義(フィールド、メソッド、コンストラクタ)
- (10)イベント処理
教材の構成
本教材(Webサイト)は、次のような8つの項目から成ります。これらは、大きく、学びの流れに沿って理解を進める「導入」「ラーニングトレイル」と、それ以外の項目の2つの部分にわけられます。(3)-(8)はおのおの独立した内容で、リファレンス的な役割をもちます。- (1) 導入部
- (2) ラーニングトレイル
- (3) 基本関数
- (4) プログラミングの基本知識
- (5) 運動のプログラムサンプル
- (6) インタラクションのプログラムサンプル
- (7) シリアル通信の利用
- (8) p5.jsモード