栗林公園は国の特別名勝(日本における文化財の種類の一つで芸術上または鑑賞上価値の高い土地のこと)に指定されている文化財庭園の中で最大の広さを持っています。庭園の中では春夏秋冬の変化を見ることができ、背後の紫雲山と庭園が一体化してさらに奥深い景観を作り上げています。特別名勝に指定されている庭園のほとんどが一定の視点からの眺めを追求した「座観式」ですが、栗林公園は庭園内を散策しながら池や築山、四季が織りなす景観を楽しむ「池泉回遊式」となっており、一歩歩くごとに風景が変わる「一歩一景」の魅力があるといわれています。