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JavaScriptの基本知識

   JavaScriptは、Webコンテンツに動きをもたせたり、インタラクティブなWebページを制作するための技術のひとつで、Netscape社によって開発されました。ユーザ(ページの読者)からの入力(マウスの操作やキー入力)のようなイベントに対し、Webページがどう応答するかを記述するのに使います。

   JavaScriptのプログラムコード(スクリプトともいう)は、HTMLドキュメント(Webページ)に埋め込まれ、ブラウザがそのページを表示する際に、ブラウザがJavaScriptの記述を解釈実行します。

   C言語やJava言語といったプログラミング言語では、プログラムを書いた後、そのソースコードをコンピュータが実行できるかたちに翻訳する「コンパイル」処理をして、その後コンパイルした結果を実行します。それに対し、JavaScriptやPerl言語はコンパイルを必要とせず、その言語を解釈して実行するプログラム(これをインタプリタと呼びます)がソースコードを解釈して実行します。
   クライアントサイド(Webブラウザ上で実行される)JavaScriptの場合、ブラウザに組み込まれたJavaScriptのインタプリタがHTMLドキュメント中のJavaScriptの記述を解釈実行します。

   Webブラウザ開発競争の中で、JavaScriptに異なった機能が実装されたため、2000年代前半(2008年あたりまで)は共通の言語規約はないと言ってもいい状態で、ブラウザ間の互換性が問題でした。その後、標準化団体Ecma Internationalのもと、言語規約が標準化されました。現在の標準仕様はECMAScript2015(ES6とも呼ばれる)です。多くのブラウザがこれに準拠していますが、バージョンやコンピュータの環境などで、サポートされている機能や動作に違いがありますので、注意が必要です。EcmaはEuropian Computer Manufacturer Association を元にした名称です。

プログラミングの基礎要素に関する、JavaScript文法を説明します。

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