鮮情芽吹






幸せを感じる時、人は喜びの感情を抱く。

たとえ小さな幸せであっても、言葉と共に

他人と共有し、喜びの感情として

それらを表していたいと思うのだ。




【恵風流雷】

けいふうりゅうらい


【由来】生物を育む恵の風が蕾の上を流れていく様子から。

【意味】喜びが伝染していくこと。

【例文】友達が大好きな歌手の話を嬉々としている。

思わず私も恵風流雷になった。


【巡奏檸檬】

じゅんそうれもん


【由来】1日の幸せを噛み締めながら檸檬を食べる様子。

【意味】経験した幸せな出来事についての想いを巡らせること。

【例文】生涯最後の日に巡奏檸檬できるような人生を送りたいと思う。


【結氷誘緋】

けっぴょうゆうひ


【由来】固く閉ざされて凍り付いていたものが

温かいものによって溶けていく様子から。

【意味】人の温かさに触れて共感が高まること。

【例文】娘から学校生活での相談を受けた。

話を聞くことで娘の心は結氷誘緋したようで、とても安心した。


【謝記瑠々】

しゃきる んるん


【由来】嬉しかったことや、楽しかったことを日記に書く様子。

瑠という漢字が七秘宝の一つであることから、

宝のように大切にされる出来事を比喩している。

【意味】嬉しかった出来事を懐古すること。

【例文】私は初めて母親に自分から誕生日プレゼントを

思い出して、謝記瑠々していた。


【頂食想源】

ちょうしょくそうげん


【由来】誰かの作った食事を食べ、作った人や

食べ物への感謝と幸せな気持ちを思い出す様子。

宝のように大切にされる出来事を比喩している。

【意味】何事にも背景がり、それを大切に想う気持ちのこと。

【例文】このダイニングテーブルももう使い続けて10年。

母と選んで買ったこと記憶から頂食想源した。